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スマ・ブ・ラ三次創作場。オリジなうキャラクターの話し。たまに二次で、サムピトかFF6でティナ受けを描こうと思っています!

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会いたい
ネグフル

ネグロ視点
いきなり別れ話を持ちかけたネグロさん。はてさてふたりの関係はどうなる?

頭からアイスティーがかけられた時はぎょっとなった。冷たい紅茶と氷の粒が降ってくる。他の店員や客も唖然として俺たちを見ている。そして見上げれば氷のような眼で俺を見下ろす”元”恋人の顔。

「これが熱い紅茶ではなくてよかったですね。クロちゃん」

てっきり泣きだすと思ったが違った。冷たい眼と無表情だけが俺をじっと見ている。

「さようなら」












「お前・・・何言ったんだ?」

呆れた顔で俺を見るのは上司であるセリーヌ。俺は手拭いで頭を拭きながら別れ話をしたとだけ伝えた。全部伝えなくても彼女は何のことだかわかっている。

「・・・へぇ?あのフルータを怒らせたのかい?」
「・・・ガジェータさんが卒倒するようなことを言った」
「・・・それは怒るわ・・・」

だが、今抱えている事件に巻き込まないためには仕方の無い事だった。ある女が麻薬事件にかかわっている情報を突き止めた。だがバックが危ない集団の集まりと聞き慎重になるしかなかった。公衆面前であれだけ派手なことをやれば敵も彼女を巻き込まないだろう、たとえ、自分が傷ついても。仕事の事だけは絶対彼女には言わないようにしていた。

「よりを戻せなかったらどうするつもりだ?」
「・・・・その時はその時だ」
「・・・うそつきめ」

なんとでもいえ・・・と心の中で思った。ただ・・・あいつが今頃泣いてると思うと自分の中で罪悪感を感じられずにはいられなかった。あいつは素直じゃない・・・俺の前ではああやって行動したもののきっと・・・








つぎの日、ターゲットの女と接触しこともあろうかカフェフェリスで”デート”をすることになった。店の中に入ったときのあの緊張感。とくにチョコラーテの睨み付け方が尋常じゃなかった。いつも絵青で迎えてくれるヴァイニージャの顔も目だけが笑ってなかった。
店の奥からフルータが青い顔をしながらじっと見ているのがわかったが目があった瞬間事務所へ閉じこもってしまった。

あぁ、早くこんな事件が終わってしまえばいい。
女はお堅い男が好きということで俺が何故か抜擢された。女を見た。いわゆる今風の遊び人のような女。メイクはきつく、安っぽい香水が匂ってくるだけで顔を顰めそうだ。そして大胆な服装。肌を露出させすぎて品がない。

(フルータとはまったく正反対のタイプだな)

デートは最悪だ。女の自慢話やら、興味もわかない夜の話し。そして、ヴァイニージャ達の笑顔の講義。

仕事すっぽかしてフルータを抱きたい

だが、今ここでこいつらを見逃したら被害者が増えるだけだ。とにかくこの女に信頼をもらわなければ。

(それまでも辛抱だ)







「・・・ただいま」

部屋に戻ってもおかえりの声がないことが寂しく感じた。ソファーに身を沈め目をつむる。
電話をして声が聴きたい。が、盗聴される恐れがあるからそれもできない。イラつく頭をふり冷水のシャワーを浴びた。

「フルータ・・・」










「よし、ネグロ、あとは頼んだぞ」
「あぁ・・・」

麻薬取引の現場についていくことになり装備を固めた。一週間フルータと話していない。これが終わっても話すことがあるのだろうか?

もしかしたら二度と・・・・


「ネグロ」
「!パリアッチオ」

何故お前がここにいる?

「セリーヌに呼ばれた・・・お前の子守だ」
「余計なことを」
「フルータに泣かれたくないんでな」

そのフルータと別れたと言ったらきっとこいつは俺を殴るだけでは済まさないだろう。

「行くぞ」
「・・・あぁ・・・」










事件は無事解決し、裏で糸を引いていた組織も壊滅になるまで追い込んだ。嬉しいはずなのに・・・
また誰もいない部屋に帰るのかと思うと返りたい気持ちもなくなった。



「電気がついてる?」

消し忘れた?そう思いながらドアを開ける。鍵が開いてる。まさか、残党・・・?

ゆっくりと扉を開けた。


「おかえりなさい」
「フルータ・・・・?」

なんでお前がここにいる・・・
いつもの微笑を浮かべて迎えてくれた。


「知っていたのか?」
「別れ話の前にセリちゃんが教えてくれてたの・・・”派手にやってくれって”」

やれやれ・・・あいつの方が一枚上手だったか。

「ごめんね?冷たかったでしょう?」
「まぁな・・・それにびっくりした・・・お前でもあんな非情な顔をすることがあるんだな」
「うっ・・・あれでもいっぱいいっぱいだったのよ・・・もうばれるんじゃないなんて・・・」
「俺はすっごく傷ついた」
「・・・私だって・・あのデート・・・」

もう我慢ができない。彼女を無理やり引き寄せぎゅっと抱きしめる。柔らかな体と優しい香り。金色の毛に指を絡めただ抱きしめていた。

「クロちゃん・・・」
「・・・ずっとこうしたかった」
「・・・私もです」
「・・・フルータ・・・きっと・・・こういう事件はこれから先も出てくる・・・そうなるなら・・・」

言葉を続けることはできなかった。彼女の唇が俺の口をふさぐ。

「その時はまた派手に紅茶をぶちまけます」
「・・・やれやれ」

そうつぶやきまた唇を重ねた




END

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