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星空と月明かりと約束と
エド→←ティナでエドティナ
飛行船の甲板で踊る二人
最終決戦後の話
飛行船の甲板で踊る二人
最終決戦後の話
ゴオオオ・・・・と風が通り抜ける音を聞きながらティナは漆黒の夜空に浮かぶ星と月を見ていた。
キラキラと光る星を見ながらこれからの事を考えていた。
モブリズの村に戻って子供たちの面倒を・・・だが・・・
「ティナ?まだ起きていたのかい?」
「エドガー・・・」
「ここは冷えるよ・・・」
エドガーは自分のマントを広げティナを抱きよせた。その行動にティナの胸が高鳴った。
悩んでいるのは彼の事である。明日になれば彼とはもう別れることになるかもしれない。
子供たちの事を思うとすぐ帰りたい、だが・・・・彼といたい・・・・一分一秒の時間。
「星が綺麗なの」
彼女はわざと誤魔化した。
「そうだね・・・素晴らしいよ」
「えぇ・・・」
「・・・だけど、君の心は他の事に向いてる・・・違うかな?」
ティナは顔をあげた。
優しい眼が彼女を見ていた。
「・・・このまま・・・・旅が続けばいいのにと思っているわ」
「・・・」
「明日になればきっとみんなバラバラになってしまう・・・ロックも、セリスも、マッシュもセッツアーもガウもカイエンもゴゴもモグもリルムもストラゴスもウーマロも・・・・あなたも」
「そう・・だろうね・・・それぞれ、また自分たちの生活に戻るだろうね・・・・君も」
「・・・私には子供たちが待っている・・・でも」
言葉にしてしまうのが怖かった
「・・・・あなたと離れたくない・・・・エドガー・・・」
風の音だけが聞こえる。
エドガーは何も言わない。それがティナの不安を増大させていた。
「ティナ」
彼女の体が震えた。
「・・・一曲踊ってくれるかな?」
「え?」
「・・・・だめかい?」
「・・・ううん・・・」
エドガーは一回彼女から離れお辞儀をし手を差し出す
「レディ、お手をどうぞ」
ティナは手を重ねた。エドガーは音楽を口ずさみながらダンスを始めた。ティナもそのリズムに乗って踊る。体を密着させステップをふんだ。聞こえ鵜のは風の音とエドガーの口ずさむ音楽。
愛情に気が付いてから、エドガーにだけは違う感情を抱えていたのに気付いた。それが、セリスがロクに対して同じ気持ちだと知りずっと隠していた。どうしていいかわからなかったからだ。
密着しているからだから彼の心音が伝わる。そして自分のも。
「ティナ」
「・・・?」
突然口ずさむのをやめたエドガーの顔を見た。
「たしかにこの旅が終われば俺たちはバラバラになるだろう」
「・・・」
「君は村で子供たちと暮らし、俺は王としての仕事をこなすだろう」
「・・・うん」
声が震えた
「・・・だけど・・・」
「だけど・・・?」
「俺も、ティナとずっと一緒にいたい・・・」
「・・・エドガー・・・・!」
「・・・・ティナ・・・かならず、君を迎えに行くと約束する。だから・・・」
ティナは彼を抱きしめた。涙が溢れてくる。
ずっとずっと不安で押しつぶされそうだった。だけど・・・信じられる、彼の言葉を
「・・・待ってる・・・ずっとあなたを信じて、待ってる・・・だからちゃんと迎えに来てね?」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
二年の月日はあっという間にたった。
ティナは子供たちを育てながらモブリズの村を再建していた。
エドガーもここの再建を手伝っていた。だけど、会う事はなかった。
ちゃんと迎えにくるまでは会えない
覚悟はしていたものの、やはり・・・・恋しい・・・
「ティナ!ティナ!」
すっかり母親らしくなったカタリーンが慌てて部屋の中へ入ってきた。
「どうしたの?カタリーン」
「良いから、早く早く!」
家の入口ではディーンがにっこりと笑顔を浮かべている。彼もまたすっかり父親らしくなった。
「何事なの?」
「いいからいいから!」
ティナが一歩外を踏み出すと太陽の光がまぶしくいったん目をつぶった。そして・・・逆光だが知っているシルエットを見つけた。
「ティナ」
「・・・エドガー・・・!!」
ティナは走り出していた。腕を広げた彼の胸元へと飛び込んだ。
「遅くなった・・・・すまない」
華の尾は頭を横に振った。手を伸ばしたしかめるよに彼の顔に触れた。
「信じてた・・・ずっとずっと・・・・」
エドガーも笑みを浮かべる。
「ママ・・・」
子供たしが不安な声を出した、だがカタリーン達がそれを制止した。
「・・・カタリーン、私・・・・」
「いいのよ、ティナ・・・私たちは大丈夫だから・・・」
「ディーン・・・」
「うん!だからティナも幸せにね!」
子供たちも自分たちで納得し笑顔で彼女に抱きついた。
「ママ!」
「大好きだよ!!」
「ぼくたち大丈夫だから!」
「皆・・・・・ありがとう・・・・」
「いつでも、帰ってきていいのよ・・・・ここはあなたの家でもあるんだから」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ティナ、すっごく綺麗!」
「ありがとうセリス」
純白のウエディングドレスに身を包んだティナは嬉しそうに微笑んだ。
「もう・・・エドガーがあなたを泣かせたら私に言いなさいよ?ぶっとばす」
「おいおい・・・俺はティナを泣かす気は無いよ。」
エドガーは苦笑しながらセリスを見た。
「エドガー・・・」
「ティナ、綺麗だ・・・」
エドガーは彼女の頬にキスを落とした。
「ひゅー、熱いね~?」
ロックがからかうように言うとエドガーはにっこりと笑顔を浮かべた。
「羨ましいだろ?」
「っちぇ、言ってくれるぜ!」
二人の結婚式には、旅の仲間も村の子達も来てくれた。式が追えれば宴会もまっていた。この二年、仲間はあまりかわっていなかった。
少しだけ宴会をンけ出したティナは塔を上り外の空気を吸いに向かった。夜空には星と月が出ており周りは黄金の砂漠がキラキラと光を反射させていた。
「・・・・ここにいたのかい?」
「!・・・・エドガー・・・・」
「主役が抜けだしたら駄目だろう?」
いたずらっ子の笑みを浮かべエドガーは彼女を抱き寄せた。
「あら、エドガーだって主役じゃない」
「そうだったね・・・」
幸せそうな笑みを浮かべる二人は空を見た
「・・・あの日と同じだな」
「・・・えぇ」
「ティナ・・・・愛してる・・・・」
「・・・私も・・・エドガーを愛してる」
二人の影が重なった
FIN
キラキラと光る星を見ながらこれからの事を考えていた。
モブリズの村に戻って子供たちの面倒を・・・だが・・・
「ティナ?まだ起きていたのかい?」
「エドガー・・・」
「ここは冷えるよ・・・」
エドガーは自分のマントを広げティナを抱きよせた。その行動にティナの胸が高鳴った。
悩んでいるのは彼の事である。明日になれば彼とはもう別れることになるかもしれない。
子供たちの事を思うとすぐ帰りたい、だが・・・・彼といたい・・・・一分一秒の時間。
「星が綺麗なの」
彼女はわざと誤魔化した。
「そうだね・・・素晴らしいよ」
「えぇ・・・」
「・・・だけど、君の心は他の事に向いてる・・・違うかな?」
ティナは顔をあげた。
優しい眼が彼女を見ていた。
「・・・このまま・・・・旅が続けばいいのにと思っているわ」
「・・・」
「明日になればきっとみんなバラバラになってしまう・・・ロックも、セリスも、マッシュもセッツアーもガウもカイエンもゴゴもモグもリルムもストラゴスもウーマロも・・・・あなたも」
「そう・・だろうね・・・それぞれ、また自分たちの生活に戻るだろうね・・・・君も」
「・・・私には子供たちが待っている・・・でも」
言葉にしてしまうのが怖かった
「・・・・あなたと離れたくない・・・・エドガー・・・」
風の音だけが聞こえる。
エドガーは何も言わない。それがティナの不安を増大させていた。
「ティナ」
彼女の体が震えた。
「・・・一曲踊ってくれるかな?」
「え?」
「・・・・だめかい?」
「・・・ううん・・・」
エドガーは一回彼女から離れお辞儀をし手を差し出す
「レディ、お手をどうぞ」
ティナは手を重ねた。エドガーは音楽を口ずさみながらダンスを始めた。ティナもそのリズムに乗って踊る。体を密着させステップをふんだ。聞こえ鵜のは風の音とエドガーの口ずさむ音楽。
愛情に気が付いてから、エドガーにだけは違う感情を抱えていたのに気付いた。それが、セリスがロクに対して同じ気持ちだと知りずっと隠していた。どうしていいかわからなかったからだ。
密着しているからだから彼の心音が伝わる。そして自分のも。
「ティナ」
「・・・?」
突然口ずさむのをやめたエドガーの顔を見た。
「たしかにこの旅が終われば俺たちはバラバラになるだろう」
「・・・」
「君は村で子供たちと暮らし、俺は王としての仕事をこなすだろう」
「・・・うん」
声が震えた
「・・・だけど・・・」
「だけど・・・?」
「俺も、ティナとずっと一緒にいたい・・・」
「・・・エドガー・・・・!」
「・・・・ティナ・・・かならず、君を迎えに行くと約束する。だから・・・」
ティナは彼を抱きしめた。涙が溢れてくる。
ずっとずっと不安で押しつぶされそうだった。だけど・・・信じられる、彼の言葉を
「・・・待ってる・・・ずっとあなたを信じて、待ってる・・・だからちゃんと迎えに来てね?」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
二年の月日はあっという間にたった。
ティナは子供たちを育てながらモブリズの村を再建していた。
エドガーもここの再建を手伝っていた。だけど、会う事はなかった。
ちゃんと迎えにくるまでは会えない
覚悟はしていたものの、やはり・・・・恋しい・・・
「ティナ!ティナ!」
すっかり母親らしくなったカタリーンが慌てて部屋の中へ入ってきた。
「どうしたの?カタリーン」
「良いから、早く早く!」
家の入口ではディーンがにっこりと笑顔を浮かべている。彼もまたすっかり父親らしくなった。
「何事なの?」
「いいからいいから!」
ティナが一歩外を踏み出すと太陽の光がまぶしくいったん目をつぶった。そして・・・逆光だが知っているシルエットを見つけた。
「ティナ」
「・・・エドガー・・・!!」
ティナは走り出していた。腕を広げた彼の胸元へと飛び込んだ。
「遅くなった・・・・すまない」
華の尾は頭を横に振った。手を伸ばしたしかめるよに彼の顔に触れた。
「信じてた・・・ずっとずっと・・・・」
エドガーも笑みを浮かべる。
「ママ・・・」
子供たしが不安な声を出した、だがカタリーン達がそれを制止した。
「・・・カタリーン、私・・・・」
「いいのよ、ティナ・・・私たちは大丈夫だから・・・」
「ディーン・・・」
「うん!だからティナも幸せにね!」
子供たちも自分たちで納得し笑顔で彼女に抱きついた。
「ママ!」
「大好きだよ!!」
「ぼくたち大丈夫だから!」
「皆・・・・・ありがとう・・・・」
「いつでも、帰ってきていいのよ・・・・ここはあなたの家でもあるんだから」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ティナ、すっごく綺麗!」
「ありがとうセリス」
純白のウエディングドレスに身を包んだティナは嬉しそうに微笑んだ。
「もう・・・エドガーがあなたを泣かせたら私に言いなさいよ?ぶっとばす」
「おいおい・・・俺はティナを泣かす気は無いよ。」
エドガーは苦笑しながらセリスを見た。
「エドガー・・・」
「ティナ、綺麗だ・・・」
エドガーは彼女の頬にキスを落とした。
「ひゅー、熱いね~?」
ロックがからかうように言うとエドガーはにっこりと笑顔を浮かべた。
「羨ましいだろ?」
「っちぇ、言ってくれるぜ!」
二人の結婚式には、旅の仲間も村の子達も来てくれた。式が追えれば宴会もまっていた。この二年、仲間はあまりかわっていなかった。
少しだけ宴会をンけ出したティナは塔を上り外の空気を吸いに向かった。夜空には星と月が出ており周りは黄金の砂漠がキラキラと光を反射させていた。
「・・・・ここにいたのかい?」
「!・・・・エドガー・・・・」
「主役が抜けだしたら駄目だろう?」
いたずらっ子の笑みを浮かべエドガーは彼女を抱き寄せた。
「あら、エドガーだって主役じゃない」
「そうだったね・・・」
幸せそうな笑みを浮かべる二人は空を見た
「・・・あの日と同じだな」
「・・・えぇ」
「ティナ・・・・愛してる・・・・」
「・・・私も・・・エドガーを愛してる」
二人の影が重なった
FIN
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